沖田×華さんはご自身の障害を漫画に描かれている作家さんです。名前にインパクトがありますよね。
私はキンドルアンリミテッド(Kindle Unlimited)を利用していて、暇なときに面白そうな作品を読んでいるんですが、今沖田ばっかさんの漫画が3冊アンリミテッドで読めるようになっています。
漫画を読んで興味が出てきたので、ちょっと沖田×華さんについて経歴や作品、それに漫画を読んで感じた発達障害の日常について注目したいと思います。
沖田ばっかさんの経歴は?
名前の由来は「起きたばっかり」という意味なんだそうです。最初名前だけ見たらどう読むのだろうと思いましたが、名づけ方が面白いですね。
富山県出身の38歳(1979年生まれ)の漫画家さんです。そして経歴がけっこう変わってらっしゃいますね。
沖田さんは高校卒業後は看護師として病院に勤務していましたが、退職して風俗業で働いていたそうです。そして桜井トシフミさんという漫画家さんの作品に興味を持った沖田さんは、ファンレターを書くのです。
そのファンレターに書かれていた絵が個性的だったことで、桜井トシフミさんから漫画家になるように勧められ、それから雑誌の新人賞に応募して26歳でデビューします。
どんな作品があるの?
発達障害というのは小学生時代に、そしてアスペルガー症候群は中学生の頃に診断されていたのですが、当時は認めたくなくて自分が周りと違うのは「B型だから」という理由で納得していたそうです。
このあたりのことは「毎日やらかしてます。アスペルガーで、漫画家で」という作品の中でも描かれています。
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読んでいると、周りと違うということはかなりのストレスを強いられるということがよく分かります。しかし「B型だから」という理由は無理やりだと思いますが(笑)
そして「ますます毎日やらかしてます。アスペルガーで、漫画家で」という作品でも、発達障害や注意欠陥多動性障害症状の症状を自分の体験を元に描いています。
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ご本人はサラッと書かれていますが、読んでいる方はけっこうハラハラします。そんな状態で大丈夫なの?とか、イヤイヤそれはダメだよ!とか。
自虐ネタと言えばそれまでですが、深刻なエピソードも笑えるように書かれていますので、漫画作品としては読みやすいと思います。
それに私には「もしかして発達障害かもしれないな」と長年思っている知り合いがいますので、そういうタイプとどうやって接したらいいのか?そういうことの参考にもなりますね。
発達障害の日常とは?
沖田ばっかさんは学習障害、注意欠陥多動性障害、アスペルガー症候群と診断されていますが、障害を持っていても人によってタイプがかなり違うみたいですね。
そして漫画の中で描かれていたのですが、SNSでのオフ会に参加されて色々な症状の方と交流しているみたいです。
そして中には自分の障害に自覚がない人もいたりしていますので、こういったことを理解したり自覚したりすることはかなり難しいのだろうと思います。
とくに現代では大人になってから発達障害だと自覚する人が多いと聞きますので、障害とうまく付き合っていけるような社会が必要なのだと感じました。
こちらのページでは障害の簡単な自己診断が出来ますので、何かの時の参考にしてみてください。
あとがき
沖田×華さんの作品は今キンドルアンリミテッドで読めるので、キンドルをご利用の方は読んでみてはいかがでしょうか?
とても読みやすく、そして障害のお持ちの方の心情が少し分かるような内容になっています。
読み放題で読めるのはいつまでか分かりませんが、私は他の作品にも興味が出てきたので、色々読んでみようと思います。